はじめに
このお地蔵さんは7軒
けんの人たちがお守りしています。
@ 今お世話
せわしている私たちが生まれるずっと前から代々だいだい受け継いでいるものです。だから、お手紙のように書いたものなどがなく言い伝えですので間違まちがいなく正しいとはいえません。しかし、間違いないといえるものが出てきていますので「これは確かだ」といえるものもあります。後で紹介しょうかいしたいと思います。
A 毎年、3年生の皆さんから千体地蔵
せんたいじぞうを調べたいと先生から質問しつもんを受けて、7軒けんの皆みなでそれぞれ質問してくれていることを毎年正しく答えられるように勉強をして答を用意しています。
B 今日、皆さんから受けた質問をまとめて、来年の3年生の皆さんにより正しくお話しできるようにしていきたいと思っています。
C 皆さんが学習したこと学校でまとめると思いますがおじさんたちはその結果を送ってほしいと思っています。

 平成28年から令和5年までの質問と答えをまとめています。
(一部平成23・24年ころの説明ものせています)



 平成28年の立入が丘小学校調査隊への説明
                    
担当  佐野兼晴 佐野誠
 
  T 千体地蔵は何体ありますか。調べてみましょう
 本尊ほんぞん1体 以外に 小さな地蔵さん 811体あります
 U 千体地蔵は何体減ったのですか
 ここでお祀まつりしたときから約811体です。
 もともと1000体あって 189体なくなったというのではありません。
 どうも700体でも800体でも千体地蔵と呼んだようです。

 つまり、千というのは「多い」 という意味で使われていたようです。
 V 千体地蔵はいつ、だれが、使っていましたか 
  (この質問を いつ だれが どうして 作ったのか とおきかえてお話しします。) 
  元禄辛(かのと)未(ひつじ)年 1691, 辛未, 元禄 4(1691)年 今から325年前

  (平成28年からみて
  お坊さんであって仏さんを彫る仏師ぶっしの「心聞法師」(しんもんほうし)が作りまし
  た。
  誰のためにか →彫ってくださいと依頼した山本氏が亡くなった我が子「釈教圓童子

  (しゃくきょうえんどうじ)」のために幸せと多くの子どもたちの幸せを願ってつくられた。
  これは、山本さんの子どもさんが亡くなられあの世でも元気に過ごしてほしいと供養のため作られたようです。山本さんの願いは、この子どもさんに関係のある人(家族や親戚、友達など)や関係がなくてもどの子どもさんも元気に健康で怪我がないように育ってほしいという願いがあるのだと思います。

 W 千体地蔵は何年に作られましたか
  元禄辛かのとひつじ年 1691年 今から325年前平成28年からみて

 X 千体地蔵は何に使われていましたか どうして祀まつられたのか
  ・釈教圓童子(しゃくきょうえんどうじ)の幸せと多くの子どもたちの幸せを願って仏さんを作
   られました。
  ・お地蔵さんはどの人も守ろうとされていますが、中でも子どもを守ることをいつも考
   えてくださっています。その意味でも赤ん坊を意味する「赤のよだれかけ」を飾りま   す。

 Y 千体地蔵は高さ何pですか
   ・約1m?  一緒に計ってみましょう (直接は触れない) 約86cm
 Z 千体地蔵は何で今の場所にできたのですか
   言い伝えでは

  ・洪水こうずいがあってこの場所に流れ着いたとされています。そのときに、
  大事にしようとお世話したのが、今の7軒のお家の人です。大切にお世話を
  しています。
  その後の調査で本尊の中にあった書類から4年後にお堂が造られています。
 [ 千体地蔵は何で一人高い人がいるのですか。
  ・この地蔵さんが本尊です。この地蔵さんが中心で他の地蔵さんとともに、こどもの
   皆さんや大人の私たちを守ってくださっているのです。
  ・言い伝えですが この小さなお地蔵さんを1体盗
ぬすんでいく人があったのでですが、
   その人は途中で足が動かなくなり、返しにこられたという話が残っています。

 \ 他の県に千体地蔵はありますか (色 顔)
  ・調べてみると一休さんがいたお寺「大徳寺」に千体地蔵さんがおられるようです。

 ] どんな種類の千体地蔵がありますか(色、顔)
  ・千体地蔵さんは一体一体お顔や姿が違います。 調査しましょう (直接は触れな    い)
  ・それ以外に(もともとここにおられたお地蔵さん以外に)浮気町の町の入り口や
   下水道工事
げすいどうこうじをされた時に地面に埋まっていたお地蔵さんを何体か
   おかれています。
  ・首をかしげておられる地蔵さんがおられますが、このお地蔵さんは考えておられる
   お地蔵さんでどうすれば皆を助けてあげられるだろうか、痛みで困っている子ども
   や人を助けるにはどうすればよいか考えている地蔵さんです。
   だから、おじさんの子どものころ、痛いところと自分とお地蔵さんをさわって治して
   ほしいと頼んだものです。

 X1 千体地蔵は何で作られていますか

  ・お堂の中におられる地蔵さんは木造です (木)
  ・外におられるお地蔵さんは石造です。 (石)

 X 11 どこで千体地蔵は作られたのですか。
  ・言い伝えからは 流れ着いたとされていることで不明(わかりません)
   千体地蔵の本尊さんもどこで作られたかは分かりません
   その後の調査で本尊の中にあった書類と同年代にお堂が造られていることから
   心聞法師がどこで彫られたかは今後も調査が必要ですね
 
   (世話方として知っておきたいこと→お洗濯は立入町 西井さん)
 X12 千体地蔵はなぜ、小屋に入れられたのですか。
  ・元々お地蔵さんは私たちに一番近いところにおられ私たちをお守りくださっていま    す。
  ・そのために道ばたとか町の入り口だとかにおられます。その仏さんはほとんどが
   石の仏さんです。
  ・この浮気町の仏さんは木で作られています。そのためにお堂の中におられ私たち    を守ってくださっています。

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平成29年 立入が丘小学校3年「総合的な学習の時間」の質問とその回答
                  
29年6月22日   担当:北条源左衛門 佐野栄二

Q1 .835体いると言われている千体地蔵は誰が作りましたか?
A1.ご本尊と小さい地蔵の数体は元禄3年(1688年)施主:山本作者:心聞法師。
  その他については不明


Q2.千体地蔵は何人位の人が作りましたか?また、どれだけの時間かけられて
  作られたのですか?

A2.長年にわたり、多<の人が作った。地蔵様の背中には名前(法名)が書かれた
   ものもある。 作成時間は不明


Q3.お地蔵さんは、木で出来た物と石で出来たものがあるようですが、なぜ
  材質が違うのですか?また、木で出来たものは腐ったり痛んだりしない
  のですか?

A3.ご本尊十千体地蔵十六体地蔵+は木で作成。正面左(考える地蔵)+石仏は石で作成。木像は室内に有り、保存状態が良いので腐らない。

Q4.小さい地蔵さんは木で出来ていると聞いたのですが 本当ですか?
A4.全て木で出来ている。

Q5.お地蔵さんの顔は、全て違うのですか? 
  (お地蔵さんの顔はどんな顔ですか?)

A5.作者は複数の人なので全て違う。(現物を見てみよう!!)

Q6.お地蔵さんの体(ポーズ)は違うのですか? また、なんでそんなポーズをしているのですか?
A6.作者の想いにより違う  (不明)

Q7.どんな種類のお地蔵さんがいますか?(色&形)
A7..現物をみてみよう!!

Q8.大きいお地蔵さんと小さいお地蔵の重さはどれ位ですか?
A8.重さ(推定)=大きいお地蔵さん=数10k9 小さいお地蔵さん=鉛筆数本程度

Q9お部屋の中にいる真ん中のお地蔵さんは大きいですが、何という名前なのですか??
A9.ご本尊さま。

Q10.昔から(326年前から)お地蔵さんはあると聞きましたが、そんな昔から大切に守られている千体地蔵は、誰が手入れや管理をしているのですか?
(千体地蔵のお掃除は誰がしているのですか?)

A10.町内の7軒が、地蔵堂の手入れ+管理+掃除をしている。


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 平成30年立入が丘小学校3年「総合的な学習の時間」
  の質問とその回答
   
30年6月13日   担当:佐野 順道、 北條 俊三

1、千体地蔵尊はどうやって作られたのですか。
2、千体地蔵尊は、何年かかってつくられたのですか。
3、何回建て替えたのですか。

1,2,3についての回答
 1691年頃お堂建立−90年後瓦の葺き替えがおこなわれた。その後,何回が修復工事が、おこなわれました。
 1953年(昭和28年)世話方7軒にて建て替えが行われました。
 1998年(平成10年)世話方7軒にて建て替え現在に至る。

 4、何年前に作られたのですか。
 回答
 1691年(元禄4年)今から327年前江戸時代に当地に納められたようです。

 5、どんなお地蔵様がいるのです。
 6、千体地蔵尊は、どんな形をしているのですか。
5,6回答
  ご本尊−お堂の正面にまつってある大きなお地蔵様
  千体地蔵尊一正面の小さなお地蔵様〜811体あります。
  六体地蔵一正面の上の額−6体
  お堂の外
    正面左−1体
    お堂−835体のお地蔵様を祭っています。
  尚、千体地蔵様の背中には、お名前(法名)が書いてあります。

7、千体地蔵尊になぜお詣りするのですか。
8、千体地蔵尊はなぜ作られたのですか。

7,8回答
  地元の人たちや子供達の安全、健康を願い建立されました。
  毎年8月の自治会の納涼祭の日に地蔵盆を開催します。
  その日は夕方6分30分頃より150の提灯に点火しますので、ぜひお詣りください。

以下追加質問

9、ご本尊様が右手に持っておられるものは、何ですか。

 回答
 賜枝と言ってお坊さん等が修行の際に獣等から身を守るため、また他所ヘ訪問時に訪問を知らせる目的もあったのでは、と思われます。

10、ご本尊様左手に持っておられるものは何ですか。
 回答
   宝珠といって挑のような形をしています。仏教ではこの玉によって、すべての願いが叶えられると言われています。

11、ご本尊様が、着ておられる着物は何と言いますか。
 回答
   お坊様が身につけられる法衣の一種と思います。

12、なぜ、花やロウソクお詣りの時供えるのですか。
 回答
   おうちの仏壇でも、花、ろうそく,線香を供えて先祖様にお参りしますと
   お知らせするのと、おなじことだとおもいます。
     この仏事、仏具を称して仏教では三具足と呼ばれています。
※尚、上記の9,10,11,12の質問に対する回答は、昔からの言い伝え、回答者の意見が入っていますので、正式な回答ではないことをこうりょしてください。


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  令和元年立入が丘小学校3年「総合的な学習の時間」の質問とその回答
                          担当:佐野 佐次兵衛、 佐野 誠

 Q1.千体地蔵はいつからあるのですか?
A1.ご本尊と小さい地蔵の数体は 元禄3年(1691年:328年前)
 施主:山本 作者:心聞法師。その他については 不明

Q2.千体地蔵はなぜ作られたのですか?
A2. 山本三右衛門さんの子供の死を弔うため作られた。

Q3. 千体地蔵は何を守っているのですか?

A3.皆の幸せ、特に子供の幸せを願っている。

Q4.千体地蔵は本当に1000体あるのですか?

A4.皆で数えてみよう。
         1、左右対称にあるので、片方の祭壇を数えよう。
         2,(1段=50体)×8≒400→左右=800体
         3,正解=811体
Q5.お地蔵さんの大きさはどれ位ですか?
A5. 大きいお地蔵さん=高さ=86cm  小さいお地蔵さん=高さ=10cm程度

Q6.真ん中のお地蔵だけ大きいのはなぜですかですか?
A6.地蔵堂のお地蔵さんの中心となる、ご本尊です。

Q7.お地蔵さんの体(ポーズ)は違うのですか?また、なんでそんなポーズをしているのですか?
A7.制作された時期や作者の想いにより違う。

Q.8. 誰が手入れや管理をしているのですか? (千体地蔵のお掃除は誰がしているのですか?)
A8.町内の7軒が、地蔵堂の手入れ+管理+掃除をしている。

Q9.六体地蔵はなぜ別の場所にあるのですか?
A9. この地蔵堂のお地蔵さまを、外から害を受けないように
  守っている。

Q10. 小さいお地蔵さまの色が違う(黒&金色)のはなぜですか??
A10. 古い時期に作られたのは黒色。 それ以降に作られたのは金色。(推定)

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 令和2年立入が丘小学校3年「総合的な学習の時間」の質問とその回答
                          担当:北条源左衛門  佐野兼晴

質問1 なぜ千体地蔵を作ったのですか。
答え: 亡くなった我が子(名前は釈教圓童子しゃくきょうえんどうじ)のためにあの世での幸せと多くの子どもたちの幸せを願ねがって作ったと思われます。それは願いが書かれた紙が本尊の中に見つかったためです。
これは、山本さんの子どもさんが亡くなられ、あの世でも元気に過ごしてほしいと供養
 くようのため作られたようです。山本さんの願いは、この子どもさんに関係のある人(家族や親戚しんせき、友達など)や関係がなくてもどの子どもさんも元気に健康で怪我けががないように育ってほしいという願いがあるのだと思われます。


質問2 作るのにどれくらい時間がかかったのですか 
答え: 本尊(背の高い中心におられる地蔵さんの完成した日は分かっていますが、作るのにかかった時間は分かりません。
■完成した日は元禄辛
(かのと)(ひつじ)年 1691, 辛未, 元禄 4と書いた紙が見つかりました。
  1691年 今から329年前(令和2年からみて
■小さい地蔵さんは一度に作られたのではなく、赤ちゃんが生まれてうれしかった人や病気が治
なおって地蔵さんにお礼を言いたい人やお願い事がある人などその年々に別々に奉納ほうのう(本堂ほんどうに飾かざる)されたのでしょう。そのことは小さな地蔵さんの裏に色々な人の名前が書かれていることで分かります。今は小さな地蔵さんの代わりに提灯ちょうちんに名前を書いて奉納しています。

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 令和3年立入が丘小学校3年「総合的な学習の時間」の質問とその回答
                          担当:佐野順道  佐野百合子

              
Q1.千体地蔵はいつからあるのですか?

A1.ご本尊と小さい地蔵の数体は元禄3年(1691年:328年前)

Q2.誰が作ったのですか?

A2.施主:山本作者:心聞法師。その他については不明
Q3.どれが一番最初に作られましたか?誰が作ったのですか?

A3.真ん中の大きなご本尊
 山本三右衛門さんの子供の死を弔うため作られた

Q4.千体地蔵は本当に1000体あるのですか?どれが一番最初に作られましたか

A4.皆で数えてみよう。
1、左右対称にあるので、片方の祭壇を数えよう。
2,?(1段=50体)×8≒400→左右=800体
3,正解811体

Q5大仏の中(ご本尊)にはどんな物があるのですか?
それはどんな形ですか? どうしてお地蔵さんがいるのですか?


A5.ご本尊の中に書き物がある。(平成10年:お堂再建の時
 発見=施主と作者の名前/亡くなった我が子への思いと子供達が元気で怪我の無いようとの思い):堂内に写真有り

 Q6.一番大きい形は何ですか?

A6.地蔵堂のお地蔵さんの中心となる、ご本尊です。

Q7.どうしてそんなにお地蔵さんがいるのですか?

A7.永年にわたり多くの人が子供達の幸せを願って作った。小さいお地蔵さんの背中には名前が書かれた物もある。

Q.8.どうして赤い門が千体地蔵や他の神社にあるのですか?

A8.赤い門はお稲荷であり、神社の中にもあるが、地蔵堂には 無い

Q9.地蔵様に似ている大仏はありますか?

A10.お地蔵さん=子供達の幸せや健康を願って作られた。
  
キツネ(お稲荷さん)=古くから農業の神様十商売の神。 

Q10.他の千体地蔵や神社にはキツネがいるのですか?
A10.お地蔵さん=子供達の幸せや健康を願って作られた。
  キツネ(お稲荷さん)=古くから農業の神様十商売の神。

Q11.誰がお供えをしていのですか?
A11.町内(近所)の7軒が地蔵堂の手入れや管理をしている
日時:2021年6月17日(木曜日)?Am10:00〜10:45
・参加者:立入が丘小学校:3年生10名
          十教諭1名十保護者・1名
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 令和4年立入が丘小学校3年
     「総合的な学習の時間」の質問とその回答

                          担当:北條俊三  佐野明美
.
<質問1>千体地蔵尊の歴史について

 回答一元禄4年(江戸時代)西暦1691年ごろ吉身村の山本三衛門さんが、息子の死を悼み、仏師に1体の地蔵菩薩を彫ってもらいました。その子は、法名釈経圓童子と言われました。時が過ぎ平成10年4月お堂の建て替えの時、本尊のお腹から、法名、年月日、山本さん 書かれたと思われる書物が出てきました。(お堂内に飾ってあります(コピー)又、なぜ浮気町に建立されたかは、わかりません。
     

<質問2>千体地蔵は、どの様な場所なのか。




<質問3>千体地蔵がある場所は、昔何ががあったのか。

@お堂の建て替えについて
西暦1695年この地に建立される。その後十数回立て替えられたとおもわれます。
当初の建立以降は、浮気町の世話方が主になって建て替え管理をおこなっています
A千体地蔵について
 (お堂の中)本尊1体六体地蔵6体千体地蔵811(地蔵様の背中に法名が書いてあります)
 (お堂の外)正面1体参道、16体 合計835体お祀りしています。
B主な行事
毎年8月23日地蔵盆には。参道に提灯150個を飾り明かりをつけて皆さんに参拝していただきます。近年は自治会の納涼祭合わせ日に変更しています。
C地蔵様がおられる場所について
お堂は世話方7軒にて管理(所有)しています。敷地は昔より個人の土地を借りています。

<質問4>御本尊様が右手に持っておられるものは、何ですか。

賜枝といってお坊さんが修行の際に獣などから身を守るため、また遠方へ出かけた時に訪問を知らせる目的としてもっておられたのでは、ないかと思われます。

<質問5>御本尊様が左手に持っておられるものは何ですか。

宝珠といって桃のような形をしています。仏教ではこの玉によって全ての願いがかなえられると言われています。

<質問6>御本尊様来ておられる着物は何と言いますか。

お坊様身に付けられる法衣の一種と思われます。

<質問7>なぜ、花やロウソクを供えるのですか。

おうちの仏壇でも、花やロウソク、線香を供えてお詣りします。
この仏事、仏具を称して三具足とよばれています。

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     令和5年立入が丘小学校3年
     「総合的な学習の時間」の質問とその回答
  担当:佐野兼晴  佐野誠

<質問1>お地蔵さんはだれがつくったのですか?
【回答】お地蔵さん(問い直すとご本尊様ということなので)
  ご本尊さんはだれが作ったのですかということでお話しします。
  このご本尊様を彫った人は「心聞法師(しんもんほうし)」という人です
付け加えますと「作って下さい」と頼んだ人は山本三右衛門(やまもとさんうえもん)という人です  
《少しお話します》
 このご本尊さんについてお話ししますとこのご本尊様にはお名前があります
「釋教圓童子(しゃくきょうえんどうじ)」と言うことが分かっています。このことは小さい頃に亡くなってしまわれて法名(ほうみょう)として「教圓」と名付けられました。
亡くなっても元気に過ごしてほしいという願いで地蔵さんを彫ってもらわれたのでしょう。
今このようなお話をしていますがつい最近までこのお地蔵さんは洪水
こうずいで流されてこられたので近所のものが相談してこの地にお堂を建てたという言い伝えしかありませんでした。
 ところが「だれがつくった」とかいうことが言えるようになりました。
 書いたものが見つかりました。
 さて、書いたものがどこにあったでしょう?
 クイズです。皆さんに尋
たずねます 
    1 お堂の下の土の中から見つかった   
    2 ご本尊さんが手に持っていた      
    3 ご本尊さんのお腹の中から見つかった 
     1だと思う人 (てをあげる児童はいない)
     2だと思う人(やや多い)
     3だと思う人(多い)
    答えは3のお腹の中から見つかりました。
それは、この新しいお堂を建てる時にお地蔵さんもきれいになってもらうことにしました。そうすると京都で作業に当たってくださった方から知らせがあって「お腹の中から書いた紙が出てきました」ということで今までの疑問が一度に晴れました。

<質問2>皆さんは何をしていますか
【回答】おじさん達はこの地蔵さんのお世話輪をしています。おじさん一人ではなく7軒 の人たちがお世話をさせてもらっています。年中お堂の周りや中を掃除したり草刈りをしたりや建物など掃除をしたりしています。また、1年の中で「地蔵祭」という大きなお祭りがあって幕を飾ったり皆さんからあげられた提灯をお飾りして夜に明かりをともして子どもから大人まで浮気町内の皆さんがお参りしてくださるのをお迎えします。これらのことを当番を決めて行ったり7軒全員が集まってお世話したりしています。どうぞ8月にお参りください。

<質問3>千体地蔵はいつたてたのですか?
【回答】千体地蔵と質問してくれたのはご本尊様のことですね。
何年という前に、今年は2千何年ですか。そう2023年ですね。このご本尊様は1691年に作られています。さて何年前ですか「2023−1691」を計算してください。そうです今から332年前です。何時代かというと江戸時代です。
《お話》先ほどご本尊様の名前のことをお話ししましたが同じように小さなお地蔵さんの後ろに一体一体名前が書かれています。
また、小さなお地蔵さんは千体おられるのでしょうか。
数えてみましょう。物差しを作っておきましたので、「50体物差し」で数えてみましょう。数えてみると818体ですね。
※上の額にもおられるよという子どもさんの声でこのお堂には内と外におられる石の地蔵さんも含めた数を紹介して皆さんに合計してもらうと、835体となります。

<質問4>この建物はいつ作ったのですか?
【回答】この新しいお堂は平成10年に作りました。
そして、その前はこの古いお堂の写真のとおりです。もっと前の建物のことは分かりませんでしたが、たまたま捜し物でこのお堂の物入れを見ていると古い木の札が出てきました。よく見ると昔のお堂のことが書かれていていました。一番古い建物は1695年ということが分かりました。

<質問5>小さなお地蔵さんは何でできているのですか?
【回答】木でできています。

<質問6>たくさん集まっているのはなぜですか。
【回答】今は811体とか石の地蔵さんも含めると835体おられますが、もとから小さなお地蔵さんがおられたのではなく、子どもが生まれると元気に成長してほしい、怪我や病気にならないようにという願いをこめてご本尊様の横にお一人お一人祀られたのでしょう。そのような風習
ふうしゅうは今も残っていて、小さなお地蔵さんではないけれど提灯の裏に名前を書いて供えておられます。 (現物や写真で提灯の様子を見てもらう) 

<質問7>ご本尊様の重さは何kgですか?
【回答】重さは分かりません。
でも、ご本尊様は約86cmです。皆さんの身長と体重はいくらありますか。
約120cm30kgということから予想すると20kg位かな
 


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過去の調査隊への説明(Q&A) 資料提供者 北條俊三 佐野佐次兵衛   

 過去のお話内容@     
Q:千体地蔵は何年前に作られたのか
A:江戸時代1695年元禄8年 当地にお堂が建てられたと言われています。

Q:千体地蔵を作ったきっかけは何ですか
A:正式には延命地蔵菩薩といいます。昔よりお地蔵様は村人や子どもたちの健康を願って作られますが、浮気町の地蔵様もそういった願いを込めて祀られたと伝えられています。
Q:千体地蔵は何体あるのですか
A:千体地蔵は811体 本尊1体 6体地蔵  外の敷地内に17体お祭りしています。
Q:誰が作ったのですか どの地蔵から作ったのですか
A:永年に渡り、多くの人々が彫ったと思われます。つくられた順番は分かりません
小さな地蔵さんの背中にはお名前(法名)がかかれています。
Q:名前の札が飾ってあるのはどうしてですか
A:お堂は何回か立替えていますが、前回平成10年に建て替えたときに地蔵さんの世話方、町内の皆さん町外の皆さんからご寄付を頂き建立しました。その協力してくださった方の名前をこれから生まれてくる子供たちが観て分かるように名札を取り付けました。

Q:どうして外にも地蔵さんがいるのですか
A:外の地蔵さんも子ども他たちや町内全体の、安全と健康を見守ってくださっています。
外の地蔵さんは石の仏様ですので 重くて大きいのでお堂には入れず 、外でお祀りしています。 
                                  トップへ


過去のお話内容A  
Q:地蔵盆のいわれ
A:はっきりとしたいわれは分かりませんが日頃から私たちをお守りくださっているお地蔵様に感謝し、お供え物をあげて子ども中心にお堂や広場でゲームなどをして一日遊んだとされています。

Q:お地蔵様の数について
A:千体地蔵は811体 本尊1体 6体地蔵  外の敷地内に17体お祭りしています。昔、他地域にて(今宿といわれていますが)祀られていたお地蔵様について世話されていた女の人(名前分からず)が、他の場所へ移住されるために、お世話できなくなり、当地へ託されたお地蔵様が何体かあり、現在の数になったといわれています。
Q:たくさんお参りに来られますか。
A:地蔵盆の時だけでなく地元ではお堂の前で花見をしたり毎日お参りに来られる人も少なくないです。

Q:地蔵盆の意味について
A:千体地蔵尊の正式な名前は延命地蔵大菩薩といい長く護持信徒として世話方および町  内住民の守り菩薩としてお守りすることを祈念するもの。
  尚、本年の地蔵盆は8月  日(土曜日)浮気納涼祭に合わせた夕方より行います。参道には150個の提灯に明かりをすけので是非お参りください。

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平成23年6月22日のお話内容B

Q:誰が建てたのですか
A:仏像は元禄3年(1688年)施主山本 作者心聞法師 地蔵堂については不明
Q:どうしてお堂の中に地蔵がそろっているのですか
A:お地蔵さんは子どもを大切にするのでその気持ちを込めて大切に保管している

Q:どうして千体あるのですか
A:ご本尊をお守りするため

Q:どうして真ん中に大きいお地蔵さんがいるのですか
A:ご本尊様です

Q:どうして中に入れないですか
A:防犯上のため
  以前地蔵堂に泥棒が入って、仏像を盗んだが、動けなくなったことがある

Q:いつ建てられたのですか
A:本尊は元禄1688年(323年前)江戸時代前半
 地蔵堂の建て替えは1回目明治22年 2回目は昭和28年 3回目は平成10年

Q:どうして前に畑があるのですか
A:世話人の私有地に建てた

Q:前と横になぜお地蔵さんがいるのですか
A:前はかがみ地蔵 横は耕地整理の時に出てきた。前の地蔵さんは子どもの苦しみ看てくださる(歯痛)

Q:1体1体に名前がついているのですか
A:各地蔵様には名前がついていないが すべて顔が違う

Q:どうして横に押し入れがあるのですが
A:地蔵さんをお守りする道具が入れてある

Q:大きい仏像の上の額縁にはどんな意味があるんですか
A:六体地蔵様はご本尊と千体地蔵様をお守りするための地蔵様

Q:どうして外にもお地蔵様があるのですか
A:前はかがみ地蔵 横は耕地整理の時に出てきた。前の地蔵さんは子どもの苦しみ看てくださる(歯痛)

Q:小さいお地蔵様の一体の重さは分かりますか
A:軽い(約100g程度)
                                トップへ
一番最初にこの地蔵様を作ってお守りした人の気持ちを後世にもつなげるために、立て替えたとき、みんなの幸せをお願いするため、関係者で写経してタイムカプセルに入れて埋め込んだ
また有志の方に子どもの幸せを願うために瓦に名前を書いて寄進していただいた。



平成24年6月20日のお話内容C  

Q:どうして横に石垣の家がたてられたのですか
A:??

Q:どうして金色と黒色に分かれているのですか
A:仏様のファッション

Q:どうして千体も地蔵がいるのですか
A:本尊を守るため(実数は811体)

Q:大きい地蔵さんの前に色んなものがおいてあるのはなぜですか
A:地蔵様をお舞入りするときに必要なもの

Q:地蔵の周りにあるのは何の写真ですか
A:地蔵堂を建て替えたときの内容を写真に撮り残した

Q:千体地蔵は何年に作られたのですか
A:本尊は元禄1688年(326年前)江戸時代前期
 地蔵堂の建て替えは1回目明治22年 2回目は昭和28年 3回目は平成10年

Q:誰が千体地蔵の場所を大事にしているのですか
A:地蔵組の世話人の土地を借りてお地蔵を守っている。世話人(7軒)で平成10年建て替えをした 1400万円

Q:何のために千体地蔵が作られたのですか
A:仏像は元禄3年(1688年)施主 山本三右エ門氏 その人の子どもが幼くしてなく  なったのでとむらうため 作者 心聞法師 地蔵堂については不明

Q:どうして千体地蔵は「子どもの守り神」なのですか
A:庶民にももっとも親しまれている仏様 平安時代後期より信仰されてきた 子どもを  守ってくださる仏様

Q:日本中で千体地蔵はだいたい何カ所あるのですか
A:???

Q:どうして見るところが1カ所しかないのですか
A:防犯上のため以前地蔵堂に泥棒が入って仏像を盗んで動けなくなったこともある

Q:どうして鉦があるのですか
A:地蔵堂にお参りするときの儀式
Q:どうして地蔵はエプロンみたいなものをつけているのですか
A:赤は煩悩 や 赤ちゃんを意味する 子どもが近づきやすく 気安くなる


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お地蔵さんの一口メモ

  鰐口わにぐち
堂の正面軒先に吊り下げられた仏具の一種である
これからお参りしますという合図の音 呼び鈴
                                     

錫杖しゃくじょう           
輪の重なる音は、僧が山野遊行の際、禽獣や毒蛇から身を守る効果や、托鉢の際に門前で来訪を知らせる意味もある。また、幽霊が嫌う音であるとも言われている。

                                       

宝珠
思うままに願うことが全てかなう珠

日本:打ち出の小槌
アラジンの魔法のランプ
                                        
六道輪廻 生まれ変わりの世界 6世界(天、人間の世界、 醜い争いや果てしのない闘いをしている世界、人間に飼われる家畜の世界 いつもおなかがすいて食べ物がなくのどが渇いた世界 地獄)

オン カカカ ビサンマエ ソワカ 3回唱える
意味: お地蔵様 (六道に落ちて)苦しむ人々をお救いください。お願いします。南無お地蔵様                                  源昌寺さんに聞く 2016年0609

五劫
『寿限無じゅげむ』の「五劫ごこう」の謎解きです。成劫・住劫・壊劫・空劫で「四劫」、つまり1劫(カルパ)の四倍ですから、172億8000万年。これに、更に1劫加えて「五劫」になりますから、人間の時間で216億年!これが「五劫」という時間の長さです。  芥子粒

オン カカカ ビサンマエ ソワカ
おん  か か か   び さん ま えい   そ わ か
?訶訶訶尾娑摩曳娑婆訶
○「オン」は、賛歌句、と言って、
「これから仏様をたたえる言葉を言いますよ」という合図。
○「カ」は、地蔵菩薩の種字の発音です。
種字というのは、仏様を梵字一字で象徴させた文字のことです。
これを3回繰り返しています。
○「ビサンマエ」は、「稀有な」。
○「ソワカ」は、真言の末尾に使われる文句で、
「成就あれ」のような意味です。
  全体を有り体に訳せば、「お地蔵様、ありがたや」というようなところです。
「かかか」というのは歓喜の声であり笑い声をそのまま真言に取り入れて、全ての人が心の底から大笑が出来る世界を作り上げることを意味しているのだと書いているのもあります。 と3回唱えるのだそうです。
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